第六章「水のはなし」

先日知り合いから珍しい水をいただきました。本当の純粋な水だそうです。

ミネラルウォーターや浄水器の水などはナトリウムやカルシウムなどいろいろな成分が入っていますが、

この水は何も混じり物のない水なんだそうです。

ミネラルウォーターの水にでも賞味期限がありますよね?

ということは腐敗したりということもあるのですがこれは永遠に腐らないお水なんだそうです。

医療用にも使われているという貴重なものをいただいたので

このお水で紅茶を入れてみることに。

普通の水道水で入れるのと大きな違いがあるのかな?と興味深々。

まずはそのまま一口。感想は・・・「うーん・・・ただのみず・・・」

おいしくも不味くもクセも何もない液体でした(^^;)

普通の水道水と同じ条件で紅茶を入れてそれぞれ飲み比べをしてみました。

まず水色はいただいたお水はかなり薄い色でした。香りは普通のお水ほどしません。

飲んでみると、びっくりするくらい全く抵抗なくのどに入っていきます。

飲みやすいといえば飲みやすいですが、紅茶本来の風味があまり出ていない感じがしました。

好みがあるので何とも言えませんが、私は水道水の飲みなれている方が好きかな。

ヨーロッパのお水はカルシウムを多く含む硬水なので、お茶の色が出にくいです。

カルシウムが茶葉とくっついて旨み成分が出るのを妨げているのが原因。

逆にいえば、長時間おいておいても渋味が出にくいのです。

イギリス人が好んで飲む紅茶といえばミルクティ。ストレートで飲むことは少ないそうです。

ミルクティを入れるときは濃く出したいので、人数分の茶葉+1杯分茶葉を多めに入れます。

このことを「ポットの為の1杯」という表現であらわすことがあります。

これは硬水で入れる時の言い回しであって日本のお水(軟水)では適していません。

軟水では茶葉を多めに入れると苦くなってしまうので、人数分の茶葉でいれるのがいいようです。


Written by KAZU